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2006年11月20日 (月)

叫(さけび)@東京フィルメックス

Sakebi東京フィルメックスの特別招待作品・黒沢清監督『叫び(さけび)』を観ました!

上映前に、黒沢監督役所広司さんの舞台挨拶があったのですが・・・

カメラ撮影自由(?)なのか、携帯で写真を撮る人続出!

しかもマスコミ向けの写真を撮る時、役所ファンとおぼしきご婦人方が、マスコミと同じ列に並んで写真を撮っていたのにびっくりしました。

映画祭って結構自由なんですね~。

写真撮影の際、カメラうつりを考えて、役所さんが自ら「叫(さけび)」のポスターを前後に移動させている様子がほほえましかったです(^^)。

肝心の映画の方ですが・・・

CureDoppel_1  黒沢監督の作品は『CURE』、『回路』、『アカルイミライ』、『ドッペルゲンガー』など結構観ているのですが・・・

正直、どれも観終わった後、わかったようなわからないようなモヤモヤした気持ちになっていました。

そしてこの『叫(さけび)』はというと・・・・

ご多分に漏れずそうでした(^^;)。

あらすじは・・・

刑事・吉岡(役所広司)の周辺で起こる連続殺人事件。捜査を進めるうちに、自分が犯人ではないのかと思い始めるが・・・

というもの(超簡単ですが(笑))。

これって完全なホラーかと思いきや、ところどころで笑いがおこり、クライマックスでは会場大爆笑でした。

なんか真剣に観ようと思っていた私もつられて笑ってしまったのですが、監督は狙ってこういう風に作ったのでしょうか??

確かに幽霊役の葉月里緒奈は、怖いのとおかしいのと紙一重な感じがしましたが・・・(^^;)

でも彼女の叫び声は怖かった!!(@0@)

『叫(さけび)』というタイトルなだけに印象的でした)

その他の出演者も豪華で、小西真奈美、伊原剛志、オダギリジョー、加瀬亮、野村宏伸などが出演してました。

そしてエンドロールで流れていた音楽は、今話題の中村中(あたる)が歌ってました。

(キレイな歌声だった~(^^))

上映後、黒沢監督のQ&Aがあったのですが、監督いわく

「ホラーにこだわらない幽霊の映画を撮らないか?と言われ、今までにないような幽霊を撮ろうと思った」

とのこと。

確かに今までにないタイプの幽霊だった・・・・・かな!?

しかし、黒沢監督の映画っていつも

「あれってどういう意味だったんだろう??」

って考えてしまうのですが、何故か次の作品も観てみたいな~って思ってしまう。不思議な魅力があります・・・

今日の一言「忘れ去られてしまった過去のものの「叫び」っていう意味なのかな??」

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